私のキャリア 私のキャリア

  • 名前W.Iさん
  • 年齢30代前半
  • 転職前アパレル業界
    店頭販売員
  • 入社年月2015年6月

VOICE1結婚を機に、異業種へ。
将来何があっても、家族を支えたいから。

介護職に転職した理由を教えてください。

介護施設で働く知人の紹介で、話を聞きに行ったのがきっかけです。当時、結婚を考えていたので、「もし相手が働けなくなったら、私が代わって家計を支えないといけない」と思っていました。家計を支えるためには自分の“武器”がほしかったので、国家資格取得を目指せる介護業界に興味を持ち、「まずはやってみよう」と飛び込みました。SOMPOケアは会社の規模が大きく、全国に事業所があるため、夫が転勤になっても社内異動ができる可能性が高いことも魅力的でした。

前職はアパレル業界で若い方向けのファッションを扱っていたので、接する相手は大きく変わりました。前職のようなオシャレはできませんが、コミュニケーションを通じて自分を知ってもらうことで、「この人は信頼できる」とご入居者さまに思っていただけるのが嬉しいです。

どんな時にやりがいを感じますか?

ご入居者さまの人生の最終章に登場できるのは、介護職ならではだと思います。ご家族の中には、自分自身で介護ができなかったことに対して、罪悪感や後悔の念を抱いている方もいらっしゃいます。だけど、「そんなことはありません。だって、ご本人はこんなに楽しく暮らしていたんですよ!」と、自信を持って施設での思い出をお伝えできることに、喜びを感じています。ご入居者さまから「ここに来て良かったです。あなたをはじめ、若い世代の方と話す機会に恵まれ、人生が楽しくなった。ありがとう」と言っていただけた時は、本当に嬉しく思いました。

転職前と今の生活リズムについて教えてください。

転職前は、朝8〜9時に出勤し、20時まで働いていました。出勤時間は前日の夜に決まり、終了後は他店舗との情報交換。寝るために家に帰っているような日々でした。

転職後は、早番の日は7時から勤務がスタートし、終業は16時。残業はほとんどありません。早番の日はのんびり買い物をして帰宅し、夕飯の準備をして、夫が帰ってくるまではゆったりと1人時間を過ごしています。会社の後輩と飲みに行く時も、夕方からスタートでき、早い時間から働いた分、トクした気分になれます。次の日が遅番だと朝はゆっくり準備して出勤できるので、あまり帰宅時間を気にせずに遠出もできます。遅番の日は、朝はゆっくり準備して出勤し、20時に終業。交代の夜勤スタッフと話してから帰る日もあり、ちょっとした楽しみになっています。

夜勤は、私が働いているホームは1人体制で勤務します。仕事を覚えて慣れるまでは先輩スタッフが一緒に勤務し、教えてくれましたが、初めての一人夜勤では少し緊張したのを覚えています。今では、夜勤中の空き時間に介護の知識を学んだり、事務作業をしたり、ご入居者さまのケアに伺ったときに少しお話をしたりと、充実した時間を過ごせています。

仕事で困ったときの対処法を教えてください。

困ったら、まずは上司に相談します。あとは、先輩や後輩に話して、1人で抱えないこと。まずは口に出すことが大事だと思います。

ご入居者さまに、仕事の相談とは分からないように話を聞いていただいたこともありました。「さすがは人生の大先輩!」というような回答をいただき、一度だけご入居者さまの前で泣いてしまったこともあります。お風呂のケアだったので、その場で顔を洗わせていただいたことを覚えています。

憧れやお手本にしている人はいますか?

職場にいた先輩をお手本にしてきました。その方は接客業から介護に転職された方で、他の人と比べると見た目も少し派手でしたが、ご入居者さまからの信頼は絶大。「彼女ならいい」「彼女が言うならそうする」と、すんなり受け入れられていました。私は経験も浅く、「まだ若いから」と思われて損をすることが多かったので、 「この人みたいに信頼を得るぞ!」と、目標にしていました。また、当時の私は、介護士=地味というイメージを持っていたので、その先輩の存在はとても大きく、「こういう人も介護やるんだ。かっこいい!」と思っていました。