2022年度処遇改善

2022年度処遇改善

継続した処遇改善を実施する理由

SOMPOケアでは、成長を続ける介護業界のリーディングカンパニーとして、常に介護事業で働くことの魅力を高めるための取組みを進めてまいりました。

IT化やデジタル化が介護サービスに取り入れられていく中でも、「人にしかできない仕事」が必要な介護の現場では、高い技術や専門性、成長意欲やチャレンジ精神を持つ優秀なスタッフ=「人財」が求められています。

そうした社員に長く働いてもらい、会社とともに成長していくために、処遇改善の第二弾を実施します。

SOMPOケアでは、超高齢社会を支える「未来の介護」の担い手を育成し、長く働いていただくため、役割に応じた処遇改善を引き続き行っていきます。

実施内容

介護人財の採用促進と定着を目指して、「一層働きやすく、働きがいのある職場へ」を目標に掲げ、SOMPOケアでは2019年10月に約10億円を投じて介護福祉士を中心とした社員の処遇を地域トップクラスの水準に引き上げるための処遇改善を実施しました。
その第二弾として、2022年4月よりさらに約24億円を追加します。

今回の処遇改善では、介護リーダー職や施設マネジメント職、看護職、ケアマネジャーなど、さまざまな職種・資格に対してキャリアビジョンと期待役割を明確にし、その働きに見合った賃金アップを行います。また、介護業界に携わる職種の社会的地位向上につなげていきたいと考えています。

介護リーダー職

ケアスタッフのリーダー職をSOMPOケアでは「ケアコンダクター」と呼んでいます。ケアコンダクターは、介護福祉士の資格を所有し、その能力や資質が一定水準以上にあると評価された人です。専門性の高いケアコンダクターの仕事は、スタッフの取りまとめなど現場のマネジメントだけでなく、事業所の運営にも携わります。

介護リーダー職

介護リーダー職の給与イメージ

SOMPOケアにはケアコンダクターが約1,000人いますが、現場への高度なテクノロジーの導入や後進の育成なども行っている現在、仕事の難易度が年々高くなっています。2019年の処遇改善では介護福祉士の給与を400万円以上としましたが、リーダー職のより複雑な業務内容に応えるよう、今回はさらに年収を48万円引き上げ、あとに続く若手スタッフにとって目標になるような魅力あるポストにします。

介護リーダー職の給与イメージ

介護プライドマイスター制度とは

介護プライドマイスター制度は、当社オリジナルの制度です。介護プライドを体現している象徴的な介護スタッフを選出・任命することを通して、介護プライドの見える化ならびに、介護スタッフとしての専門性や成長により誇りを持てる環境を創出することを目的にしています。

施設管理職(ホーム長など)

超高齢社会で、介護サービスの内容や質も多様化、高度化するにともない、ホームや事業所などの介護現場でも従来とは異なるニーズへの対応が求められています。その責任者である事業所管理者、ホーム長、副ホーム長などのマネジメント職は、さらなる価値創造や経営戦略の構築と実施などの事業運営や、スタッフの管理・育成など、幅広い業務を担当していかなければなりません。

現在マネジメント職には1,200人ほどが従事していますが、その年収を約80万円引き上げることでポストの魅力を高め、マネジメント職を目指す社員の成長を促すことにもつなげていきます。

施設管理職(ホーム長など)

施設管理職の給与イメージ

施設管理職の給与イメージ

看護職

医療の方面から高齢者を支援する看護師は、多様化する介護の現場において、もはや欠かすことのできない存在です。看護職には高い専門性と能力が必要となり、それに見合った処遇や環境を提供することで、看護師にとって介護現場が医療現場に劣らないほど魅力的な職場であることを明確に理解してもらうために、すべての看護職の給与を平均で15万円ほどアップします。

看護職

その他の職種

ケアマネジャーなどの専門職においても、高いスキルやノウハウを持つ現場のマネジメント職を中心に処遇改善を行っていきます。また、介護サービスの品質、生産性を支えている介護スタッフや登録ヘルパーなどのパート職員に対し、その専門性や貢献度を評価して処遇を改善するとともに、多様な働き方の実現をサポートしていきます。