インタビュー
「ずっとご利用者さまのそばで働きたい」新たな環境に飛び込んだからこそ見つけたやりがい
下山さん SOMPOケア佐野 訪問入浴(2023年入社)
プロフィール
短大で保育士と介護福祉士の資格を取得後、介護老人保健施設に6年勤務。その後、地元のデイサービスなどで働いた経験を持つ。2023年に佐野市へ引っ越したことをきっかけに、SOMPOケアの訪問入浴スタッフとして入社。
幼い頃からの祖母との暮らしが、介護の道を志すきっかけになりました。将来きっと役立つと思い、高校では介護を専門的に学んでヘルパーの資格を取得。その後短大では介護福祉士と保育士の資格も取りました。卒業してからは地元の介護老人保健施設で約6年間働き、その後デイサービスでも経験を積んで、佐野市への転居をきっかけにSOMPOケアに入社しました。
地元の足利市から佐野市に引越したんですが、職場までの通勤時間がかなり長くなってしまって……。転職を考える中で気になったのは、介護業界って決まった休日を確保するのが難しかったり、給与面での不安があったりすることでした。それに、新しい職場で人間関係を築いたり、業務をいちから覚えたりすることも心配でしたね。
一番の決め手は自宅からのアクセスの良さです。介護経験は長いんですが訪問入浴は未経験だったので、新しいことにチャレンジできるのも魅力的でした。以前の同僚が紹介してくれたのもきっかけの一つです。ただ、訪問入浴の具体的なケア内容や在宅ケア特有の業務、3人1組のチームワークなど、少し緊張する部分もありました。
正直なところ、「SOMPO」と聞くと保険会社のイメージが強くて。介護事業もやってるなんて知らなかったので、求人票を見たときは「え、介護もやってるんだ!」って驚きました(笑)。全国にこんなにたくさんの事業所があることにもびっくりしましたね。でも実際に入社してみると、特に大きなギャップもなく、わりとスムーズに業務に馴染むことができました。
朝一番のケアが9時からの場合は8時半に出勤します。ケアがない日は9時や10時出勤になることも。基本的には9時から16時半にかけてケアが入っていて、入浴車2台で動いています。
訪問件数は普段6~7件、多いときは8件ほどですね。仕事が終わったら入浴車の片付けと翌日の準備をして、業務終了という流れです。
前職のデイサービスと大きく違うのは、ご利用者さまのご自宅に訪問する
ということと、常に3人1組で動くということです。残業については今の方が若干多いかもしれませんが、朝のケアがない日は出勤時間が遅くなるので、その分で調整できています。
SOMPOケアは大手企業ならではの安心感がありますね。携帯電話で給与明細や処遇改善手当を細かくチェックできるし、とても分かりやすいです。福利厚生でいろんな施設の割引が受けられるのも嬉しいポイント。
特に助かっているのは、私の事業所では完全土日休みで休暇も取りやすいことです。介護業界では珍しいと思うので、一般的な働き方と同じリズムで働けるのは本当に魅力的だと感じています。
訪問入浴のスタッフは同年代が多くて、すごく話しやすい環境です。3人1組で訪問するので、細やかな連携と情報共有を大切にしていて、職員が入れ替わってもスムーズに対応できる体制が整っています。特に訪問入浴ではご利用者さまの状態が日々変わりやすいので、より詳しい情報交換を心がけています。
うちの事業所は管理者をはじめ、とても相談しやすい環境があります。他の事業所ともフラットな関係で、「この人には話しかけづらいな」と感じることが本当になくて、誰でも意見を言いやすいんですよね。このオープンな雰囲気が質の高いケアにもつながっていると思います。
同年代のスタッフが多くて話しやすいことに加えて、訪問入浴では看護師が常に同伴する3人チームで対応するので、困ったときにその場で相談できる安心感があります。この環境があるからこそ、ご利用者さまにより良いケアを提供できるし、日々「転職して正解だったな」と実感しています。
ご利用者さまって私たちの変化によく気づいてくださるんです。回数を重ねるごとに距離が縮まっていくのを感じますし、名前を覚えてもらえたときは特に嬉しいですね。
コミュニケーションでは挨拶と敬意を大切にしています。「ご利用者さまが安全で、苦しくないケアを一番に考える」という先輩からのアドバイスが印象的で、常に“ご利用者さまファースト”を心がけています。お風呂に入って「久しぶりにお風呂に入れて気持ちよかった」とおっしゃってくださるとき、この仕事をやっていて本当によかったなと心から思います。
入社当初はケアスタッフとオペレーターの2つの役割を覚える必要がありました。日によって担当が分かれるので、書面での説明と実地での同行を通じて業務を覚えていきました。オペレーター業務では運転も伴うので、地理を把握することも重要でしたね。介護福祉士の資格は持っていましたが、初心者の方と同じ研修も受けました。
業務の合間には、倉庫に浴槽を設置して3人体制での動きを確認する研修も行いました。特に難しかったのは、ご利用者さまの顔を洗う力加減です。ご利用者さまごとに好みが違うので、その感覚をつかむのに苦労しましたね。また、血液を固まりにくくする薬を服用されている方など、皮膚が弱いご利用者さまもいらっしゃるため、接触による損傷がないよう細心の注意を払う大切さも学びました。
今後もずっと現場で働き続けたいと思っています。現場にいると、ご利用者さまに一番近い職員として多くの情報を把握できる立場にいられますからね。
スキル面では医療的な知識をもっと身につけたいです。訪問入浴では看護師にお任せする医療ケアもありますが、介護スタッフもご利用者さまの既往歴に関する知識が必要だと思うので、関連する研修があれば積極的に参加したいですね。
介護業界には老健、特養、デイサービス、訪問介護など、本当にいろんな業態や職種があります。介護経験がある方であっても、今まで経験したことのない分野にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。私も訪問入浴は初めてでしたが、毎日楽しく仕事をさせてもらっています。
管理者を含めてとても話しやすいですし、事業所間もフラットな関係で、相談しやすく意見を言いやすい環境がケアの質向上につながっています。こんな環境って介護業界では珍しいのかもしれませんね。
SOMPOケアは福利厚生が充実していて、プライベートとの両立もしやすいです。自分らしく楽しく介護業界で働きたいなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。