インタビュー
異業種からの転身。私らしい働き方を見つけたSOMPOケアでの日々
久髙さん そんぽの家 市川(2024年入社)
プロフィール
動物関係の専門学校卒業後、ペットショップに5年間勤務。祖母の退院後のケアを経験したことをきっかけに、2024年にSOMPOケアに入社。現在は、そんぽの家 市川にてケアスタッフとして勤務。
小さい頃から動物が好きだったので、動物関係の専門学校に進学しました。卒業後は「ペットと人の生活を支えるような仕事がしたい」という思いから、ペットショップに就職したんです。
2023年ごろに母方の祖母が腰の骨を圧迫骨折し、入院しました。退院後に身の回りの手伝いをしたとき、「ありがとう」と言ってもらえるのがすごくうれしくて。「こういう仕事も素敵だな」と思い、介護の仕事に興味を持ちました。
ペットショップには就職して5年が経ち、社員として本社で働くという選択肢が出てきたところでした。そうなると動物と関わることができなくなってしまうので、転職を考え始めました。
最初は、どんな施設があるのかもわかりませんでした。なんとなく老人ホームで働くというイメージしかなかったんです。調べていくなかで、SOMPOケアの存在を知りました。最初は、研修制度が充実していることに惹かれて応募をしました。
「ここで働きたい」とはっきりと思ったのは、最終面接を受けたときです。現在働いているそんぽの家 市川のホーム長がとても明るい方で、「介護未経験でも相談しやすそうだな」という印象を受けました。施設についてもとても丁寧に説明していただき、「多くのご入居者さまがいるので、いろいろな経験ができる」と聞いてすごく興味がわいたんです。
入浴介助や食事介助、オムツやパッドの交換など、ご入居者さまの身の回りのケアをメインで行っています。
例えば、早番の日は朝の食事介助から始まり、午前中に入浴介助、休憩を挟んで午後の食事介助、そしてまた入浴介助を行って退勤するという流れです。
前職と違って、早番、遅番、夜勤があるシフト制の働き方になり、慣れるまでは少し大変でした。夜勤は意外にもつらさをあまり感じなかったのですが、早番の日の早起きに慣れるまで時間がかかりました。出勤時間に合わせて就寝時間を調整するのが最初は難しかったです。でも、半年くらい経つと徐々にリズムがわかってきて、体が慣れていきましたね。
シフト制に慣れてきたことで、夜勤明けに自分の好きなことに時間を使えるようになりました。K-POPアイドルが好きなので、音楽を聴いたり、イベントに参加したりしています。どうしても行きたいイベントがあるときは、有給を取らせていただくこともあり、仕事もプライベートもうまく両立できていると思います。
働き始める前は、排泄介助でトイレに行く時間が決められているのかなと思っていました。でも実際には、それぞれのご入居者さまに合わせて排泄介助を行っていると知って驚きました。毎週火曜のケアカンファレンスで、スタッフ同士で話し合いをしてご入居者さまの体調などを考慮しながら、排泄介助の時間や回数を調整しています。
優しい先輩ばかりで、コミュニケーションが取りやすい職場です。最初から人間関係に不安を感じることはなく、入っていきやすい雰囲気でした。
印象的だったのは、分からないことがあったら誰にでも相談しやすい環境があることです。先輩方はよく耳を傾けてくれますし、私が答えを出しやすいようにヒントを出してくださいます。前職では、スタッフごとに業務内容が違っていたのですが、今はグループで協力し合って働けている実感があります。
職場でのコミュニケーションに使えるスマホのアプリが導入されていて、それぞれの仕事内容がひと目でわかるよう情報共有されています。そのため、未経験者でも1日の流れが非常につかみやすくなっています。例えば、早番は1番から3番までの3つのライン業務に分かれていて、1番の人は食事の誘導を担当し、2番の人は食事介助をするなど、役割分担が明確に分かるようになっています。
最初の頃は、先輩についてもらいながらOJTで1日の流れや、ご入居者さまのお名前、既往歴、介助の仕方などを学びました。そこをクリアできれば、決まっている
業務分担に沿って1人でも問題なく動くことができます。私の場合は、大体3か月くらいで独り立ちできるようになりました。
ご入居者さまの体調や、認知症などの症状によって、ときには介護を拒否されてしまうことがあります。仕方のないことだと頭ではわかっていても、入社して半年くらいまでは落ち込んでしまうこともありました。
そういうときは、先輩方にヘルプをお願いして、どうしたら介助させてもらえるか実際に見せてもらいました。例えば、ベッドに寝ている状態の方の着替えを援助する場合、先輩はいきなり「着替えましょう」と声かけをするのではなく、「今日の調子はいかがですか」と雑談を交えながら介助に入っていたのが印象的でした。
先輩方のやり方を真似しながら少しずつ学ばせていただき、私もご入居者さまとコミュニケーションをとりながら介助に入れるようになってきました。
車椅子で移動されているご入居者さまに、「一緒に食事に行きましょう」とお声かけをしたら、「あなたがいると心強いよ」と言っていただいたとき、この仕事をしていてよかったなと思いました。日頃から業務に入る前に、「今日のお昼ご飯はなんでしょうね」「お洋服素敵ですね」と何気ない会話をすることを意識していたことから、信頼していただけるようになったのかもしれません。
ご入居者さまとお話をするのは好きなので、お庭を眺めながら「バラが咲いているね」「綺麗ですね」と言葉を交わしているとき、「いい時間を過ごさせてもらっているな」と感じています。
前職でもお客様とお話をすることはありましたが、介護のお仕事ではご入居者さまの人となりを深いところまで知ることができます。「昔はダンスを習っていたんだよ」とか「若いころはこんなことをしていたんだ」といったお話を聞くと、その方の人生が見えてくるのが楽しいですね。
現場に入る前に1週間の入社時研修をを受けたあと、OJTで業務を覚えていきました。さらに入社3か月、6か月のときにフォローアップの研修をを受けました。SOMPOケアの研修施設は、本物のような設備がそろっているので、現場を想定した研修を受けることができました。
入社後3か月、6か月の研修では、まず前回の研修内容の復習をしっかりと行いました。実際にベッドを使って介助の方法を振り返ったりしながら、グループで日々の業務について話し合いをしました。また、介助の仕方など新しいやり方を学ぶこともできました。他の施設で働いている方と話す機会もあるので、研修を受けるたびに新たな発見がありましたね。
例えば、6か月研修を受けたとき、介助拒否についての項目がありました。入浴介助を拒否されたときは、まずはその時のご利用者さまの気持ちに寄り添い、お話に耳を傾けながら、お風呂に行けるように介助をしていくことを学びました。実際に、施設に戻ったあと、研修で習ったことを業務に活かすことができています。
ご入居者さまの変化に気づけるようになってきました。咳や鼻水だけでなく、足の運び方が普段とは違うなとか、いつもよりも前傾姿勢になっているかもと、些細なの変化にも気づけるようになり、自分でも成長を感じています。
研修では、ご入居者さまの足元だけではなく、目線にも注目するよう教わったので、そのあたりもしっかりと見るようになりました。少しでも普段と違うなと感じたら、早めに報告して対処するようにしています。
今の目標は、あと2年の実務経験を積んで介護福祉士の資格を取得することです。また先輩方の姿を見ていて、現場でマネジメントを行うケアコンダクターという役割にも興味がわいています。
介護業界未経験の場合は不安が大きいと思いますが、最初の研修で基礎からしっかり学びを学び、そこで少し自信をつけてから実際にご入居者さまと接することができます。
また、周りのスタッフには未経験からはじめた方や他の業界から転職してきた方など、皆様々な経歴をもっています。ひとり一人がどうやって仕事に取り組んでいるのかを間近で見せていただけることも、安心して働けることにつながっていると思います。
未経験でも安心して働けますので、興味がある方にはぜひおすすめしたいですね。