インタビュー

ブランクがあっても大丈夫。“今の介護”との運命的な出会いで再出発できた

藤井さん SOMPOケア 白山 訪問介護(2022年入社)

プロフィール
高校卒業後、福祉系の専門学校を卒業し、特別養護老人ホームに2年間勤務。その後、飲食サービス業に25年間従事し、マンションのコンシェルジュとして1年半勤務。退職後、実務者研修の資格を取得し、2022年SOMPOケアに入社。現在はSOMPOケア 白山訪問介護でケアスタッフとして勤務。

“今の介護”との運命的な出会いで、再び介護の道へ

――藤井さんのこれまでのご経歴について教えてください。

私自身がおばあちゃん子だったこともあり、もともと高齢者と話すことが好きだったんです。弟に生まれつき障害があったことも、福祉に興味を持つきっかけになりました。

そこで、高校卒業後、東京の福祉専門学校に進学したんです。卒業後は特別養護老人ホームに2年間勤務し、その後は飲食業やマンションのコンシェルジュなどを経験し、2022年12月にSOMPOケアに入社しました。

―― 一度、介護のお仕事から離れた時期があるんですね。それでも、また介護の仕事に戻ろうと考えたのはどういうきっかけがあったんですか?

コンシェルジュの仕事を辞めた後、ハローワークで紹介された実務者研修を半年間受講しました。そこで、かつて働いていた頃とは大きく変わった介護制度や考え方に触れ、"今の介護"の素晴らしさに本当に感動しました。これは私にとって運命的な再会でした。

介護保険制度導入以降、ご利用者さまの生活や尊厳に寄り添う姿勢が徹底されています。昔とはまったく異なる世界だと感じたんですよね。

さらに、実務者研修で出会った先生方や仲間との学びも、介護の道に再び進む後押しになりました。

――SOMPOケアへの転職を考えたきっかけや理由を教えてください。

実務者研修中にSOMPOケアの職員と出会いました。その方の紹介で「そんぽの家」での面接を受けることになったんです。お話をうかがう中で、SOMPOケアの理念やケアの姿勢に感銘を受けました。「ここで働きたい」と強く思いましたね。

面接で私の体調や年齢を考慮してくださり、訪問介護が向いているのではとご提案いただきました。職員の方の親身な対応のおかげで、白山訪問介護で勤務することになったんです。

――SOMPOケアのどのような部分に魅力を感じましたか?

何より、ご利用者さまの尊厳を大切にしているという点に強く惹かれましたね。現場で指導してくださった先輩職員ののケアもとても丁寧で愛情にあふれていて……。その姿勢に心を打たれ、「私もこんなケアができるようになりたい」と思いました。

介護職の経験があったとはいえ訪問介護は未経験だったため、正直最初は不安も大きかったです。でも、先輩方の愛情ある指導のおかげで、着実にスキルを身につけることができました。

「ひとりではない」安心感。SOMPOケアのチームワークと働く環境

――藤井さんの現在のお仕事内容について教えてください。

ご利用者さまのご自宅を訪問し、食事・排泄・入浴などの身体介護を行うほか、掃除・洗濯・買い物といった生活支援も担当しています。

訪問件数は日によって異なります。少ない日で5件、多い日は7~8件ほど担当します。30分単位の訪問もありますが、移動時間もしっかり確保されたスケジュールを組んでいるので、無理なく働くことができていると思いますね。

ご利用者さまの体調などで当日キャンセルが発生するときもあるのですが、そんなときは動画研修を受講したりして、常に学ぶ姿勢を忘れないように心がけています。

――実際に働いてみて、SOMPOケアの職場環境についてどう感じていますか?

訪問は1人で行いますが、バックアップの体制が整っているので、困ったときには事業所に連絡すればすぐ対応してもらえます。常に"チームで動いている"という実感がありますね。孤立感がなく、安心して働けています。

それに、私が何度も同じ質問をしても、誰も嫌な顔をせず丁寧に教えてくれるんです。とても相談しやすい環境ですよ。

――チームや同僚との連携について、印象的なエピソードがあれば教えてください。

チームワークが非常に良くて、互いに支え合う関係が築かれています。ご利用者さまのケアについても「どうだった?」「こうしてみては?」と相談し合うことも多いですね。

入社間もない頃の出来事は今でも忘れられません。私がヘルプを求めたわけではないのに、訪問する予定時間より遅れてしまったことを心配した先輩が駆けつけてくれたことがあったんです。「私はひとりじゃないんだな」と実感できました。SOMPOケアのチームワークの素晴らしさを象徴するエピソードだと思います。

「ありがとう」が私の原動力。日々のケアで感じる喜び

――この仕事をしていて、特にやりがいを感じた瞬間はどのようなときでしたか?

やはり、ご利用者さまの笑顔に勝るやりがいはありません。ご利用者さまから「早く来てほしい」「帰ってほしくない」と言われることがあるんですよね。自分を待ってくださる存在がいるということに、大きな喜びを感じます。ささいなことでも「ありがとう」と言っていただけると、本当にこの仕事を選んでよかったと実感します。

――入社後に心に残った利用者さんとのエピソードがあれば教えてください。

以前、私が体調を崩して、1週間ほど休んだことがあったんです。体調が回復してから久しぶりに訪問した際、あるご利用者さまが「もう会えないかと思った」と涙を浮かべてくださいました。

ほかにも、最初は名前を覚えてくれなかったご利用者さまが、ある日私の名前を呼んでくださったこともありました。そのときは感動して胸が熱くなりましたね。信頼関係が築けた証だと思えて、とても嬉しかったです。

学ぶほどに成長を実感。研修が支えるプロとしての一歩

――SOMPOケアに入社してからは、どのような研修やサポートを受けましたか?

入社直後はOJTを中心に、先輩の訪問に同行して学びました。実際の現場で技術や対応を学べたことは、とても貴重な経験でした。

研修を受ける機会は多いですね。入社3か月や半年のタイミングで実施される集合研修や、コンプライアンス研修など、段階に応じた研修制度が整っています。希望すれば自分が興味のある研修も受講させてもらえるんです。自分のペースで成長できるシステムが整っていると感じています。

――自分自身のスキルや知識がどのように成長したと感じますか?

最初は何をするにも迷いがありましたが、ご利用者さまと真剣に向き合ってきたこの2年半で、ケアの技術が大きく向上しました。特にオムツ交換やポジショニングなどの技術面でも上達を実感しています。今では、その場に応じて自然と判断できるようになってきましたし、ご利用者さまひとり一人に合った対応ができるようになったことも、自分の中では大きな成長だと感じています。

――今後、SOMPOケアでどのようなキャリアを築いていきたいですか?

来年、介護福祉士の資格を取得することを目指しています。日々の業務を通じて実践的な知識を積み重ねながら、着実に準備を進めているところです。その後はさらにステップアップして、ケアマネジャーの資格にも挑戦したいですね。

再出発を応援する会社。安心して飛び込めるSOMPOケア

――同じように介護業界で働いている人に、SOMPOケアの魅力をどのように伝えたいですか?

SOMPOケアは、自分の状況に合わせた働き方ができるのが最大の魅力だと感じています。私も年齢や体調に不安があったのですが、訪問介護という働き方を提案してもらえたことで、無理なく続けられています。

また、研修制度も整っているため、ブランクがあっても安心してスタートを切ることができます。未経験者にも親切に指導してくれる環境があるのも大きなポイントだと思いますね。

――転職を考えている介護職経験者に向けて、SOMPOケアで働くことのおすすめポイントを教えてください。

OJTや集合研修など、教育体制が充実しているのがSOMPOケアの強みです。ブランクがある方でも、段階的に学び直すことができるので、不安なく働けます。現場でも「ひとりではない」と思えるチーム体制が整っています。困ったときにはすぐ相談できる環境があるので、安心して業務に取り組めますよ。

少しでも興味を持ったなら、ぜひ一歩を踏み出してみてほしいですね。