インタビュー

「ご入居者さまの変化に関わっているのを実感できる」未経験で飛び込んだ介護業界で見つけたやりがい

岡野さん SOMPOケア ラヴィーレ武蔵浦和(2023年入社)

プロフィール
調理師専門学校で学び、調理師免許を取得。卒業後、給食サービスを展開する会社に入社し、有料老人ホームの給食調理に約3年間従事。その後、広告関連企業での勤務や飲食店でのアルバイトを経験し、2023年、26歳でSOMPOケアに入社。現在、ラヴィーレ武蔵浦和で介護スタッフとして活躍中。

「もっと人と関わる仕事がしたい」コロナ禍を機にSOMPOケアへの入社を決意

――SOMPOケアに入社する前は、給食事業を行う企業でキャリアをスタートされたそうですね。

専門学校で調理師の資格を取得した後、有料老人ホームの給食を作っていました。3年ほど勤務しましたが、途中でコロナ禍になり、厨房で1人きりで調理を行うことが増えたんです。

そのころから「自分は裏方よりも、表に出て人と接しながら働く方が向いているのかもしれない」と考えていました。ホームで働いていたにもかかわらず、ご入居者さまと関わることもなく、作った料理への反応を知る機会もあまりなかったので、ものたりなさを感じていたのかもしれません。

――介護の仕事をやってみようと思ったのは、どうしてだったのでしょうか?

給食事業の仕事を退職した後は、広告を扱う企業でしばらく営業職を経験したり、工場やバーなどでアルバイトをしたりもしました。調理師資格があるから、この先も食に携わっていくのかなと思っていましたが、他の業界を経験して視野が広がりましたね。

そうしているうちに次第に、調理師以外にもう一つ手に職をつけてみようと考えるようになったんです。アルバイト先がコロナ禍の影響で閉店してしまったことがショックで、安定した企業で働くことにも魅力を感じていました。

そんなときに登録した転職サイトで紹介してもらったのがSOMPOケアだったんです。給食の調理とはいえ有料老人ホームで働いた経験があって、介護の現場は身近に感じていましたから、思い切って新しいチャレンジをしようと考えました。

――最終的にSOMPOケアで働こうと決めた理由もうかがいたいです。

「職場に若い人が多い」と聞いたんです。それまでの職場は年長者がほとんどで、同年代の同僚が周りにいたら気軽に話せていいなと思っていたんですよね。当時、ラヴィーレ武蔵浦和は20代と30代のメンバーが半数ほどで、すごく安心感があったのも決め手になりました。入社から2年経ってメンバーは入れ替わりましたが、今も変わらず楽しく、周りとコミュニケーションしながら働けています。

スタッフとの連携も良く、安心して働ける環境。夜勤が多くてもしっかり休める

――現在、岡野さんはどんな業務を担当していますか?

ケアスタッフとして食事や排泄、入浴といった日々の業務を行っています。ケアスタッフは通常、決まった時間に決まった業務を行っていますが、それ以外にもご入居者さまからのナースコールに随時対応する非定時係も担当しています。ご入居者さまの要望にたいして臨機応変に対応できるようになったことは、自分でもステップアップしたと感じています。

――職場はシフト制ですが、岡野さんは夜勤を担当されることも多いとうかがいました。

はい。僕は月に9~10回は夜勤を担当していて、他の人より多いかもしれません。

夜勤の場合、17時に出勤して申し送り事項を確認後、居室までうかがって夕食のお声がけをします。ずっと居室にいらっしゃる方や認知症の方は時間の感覚が薄れていることがあるので、居室まで行ってドアをノックして「夕食の時間ですよ」と呼びに行くんです。食事の介助を行ったり、食事の後は口腔ケアや排泄のお手伝いをしたりもします。

ご入居者さまが就寝された後は、ご入居者さまのベッドに「睡眠測定センサー」がついているので、アラートが出ると居室まで様子を見に行くこともあります。それ以外は事務作業をしていますね。

ご入居者さまが起床された後、朝食のお声がけや食事介助などをしてお部屋にご案内するまでが、夜勤の業務です。

――夜勤が多い中で、どのようにプライベートの時間と両立しているんですか?

原則、夜勤の翌日は休みなので、夜勤が多いと必然的に休みが多くなるんですよね。おかげで睡眠時間もきちんと確保できていると思います。休日はお酒を飲みに行くこともありますし、ラーメン店巡りなどの趣味を楽しんでいます。今のホームは3連休や4連休も取りやすいので、遠出したり旅行に行ったりすることもありますよ。

──岡野さんは入社して3年目になりますが、職場環境はいかがですか?

本当に安心して働ける職場、会社だと思っています。スタッフの皆さんは、みんな優しい方たちばかりなんですよね。

入社当時、施設内に教育係が4人もいたんです。自分の業務内容に対して一つ一つ丁寧にフィードバックをしてくださり、本当に熱心に教えてくださってすごく心強かったです。そのおかげで、今でも疑問に思ったことやわからないことは迷わず自分から質問することができています。

ご入居者さまの変化に関わっていることを実感できるのがやりがい

──岡野さんが、日々働く中でやりがいを感じる瞬間についてもうかがいたいです。

一番やりがいを感じられたのは、それまでおむつを利用していた方が、リハビリパンツで過ごされるようになったときですね。1日のほとんどをベッドで過ごしていた方が、ご自身でトイレに行けるほど回復するには、時間と根気が必要です。例えばトイレに行く途中で転倒して骨折につながってしまうと、回復を目指すこと自体あきらめてしまうこともあります。それでも自分で起きてトイレに行くことは、ご入居者さまの自信につながる大切なことだと思うんです。地道にコツコツ介助してきて、本当に良かったと感じました。

以前は調理師として有料老人ホームに関わっていましたが、食事内容の変化だけでは生活能力の改善にはなかなかつながりません。ただ、今は僕が行う介助がご入居者さまの変化に関わっていると肌で感じられることが、やりがいにつながっていますね。

──ご入居者さまとはどのようなコミュニケーションを取っているんですか?

僕はお酒が好きでバーで働いた経験もあるので、お酒が好きなご入居者さまとは特に話が合いますね。飲んでいなくても、好きな方はお酒の話になると盛り上がっちゃうんですよ。そういう会話についていけるのは、バーで働いた経験が生きていると思います。

入浴中に、いろいろ話してくださる方もいます。最近、お湯の中に小さな泡を発生させることで、浴槽の中にいるだけで頭も体もほとんど洗浄できる入浴用の機械を導入しました。ゆっくりお湯に浸かる時間が長くなったことで、入浴介助中の会話が特に増えました。ご自分のことをいろいろ話してくださると、その後の介助もしやすくなりますね。

──今後はどのようにスキルアップしていきたいと考えていますか?

いずれはまとめ役のようなポジションに就きたいですね。そのために、まずは職場の管理者候補になって、それからケアコンダクターとして、後輩のトレーニングや全体を見られるようになっていきたいと思っています。

介護職初心者でも安心して働ける環境が整っている

──SOMPOケアで働きたいと考えている方に向けてメッセージをお願いします。

介護業界は仕事がきついというイメージがあると思いますが、新しい機械やデータを活用して、効率よく、負担を減らして働ける職場です。新しい環境に飛び込むとなると不安もあると思いますが、スタッフは優しい方々ばかりなので、僕と同じように介護職が初めての方でも心配なく働けます。

あと、何といっても福利厚生が手厚いことも魅力です。僕は福利厚生を利用してジムに行くようになりました。子どものいる方は子育てサポートを利用している方もいて、働きやすそうです。プライベートと仕事を両立しながら安心して働ける職場だと思うので、ぜひ多くの皆さんと一緒に働きたいですね。