インタビュー

「入社1年足らずで一生分の“ありがとう”を言われた」ITエンジニアからの転職でもやりがいを感じて働ける

大塚さん そんぽの家 市川 ケアスタッフ(2024年入社)

プロフィール
3年間、ITエンジニアとして勤務後、2024年にSOMPOケアに入社。現在はそんぽの家 市川でケアスタッフとして勤務。

未経験からのスタート。手厚い研修で安心して働き始められた

――大塚さんはITエンジニアとしてのキャリアをお持ちだとうかがいました。まったく違う職種である介護業界への転職を考えたきっかけを教えてください。

都内で3年間、ITエンジニアとして働いていました。しかし、人の多さや業務に追われるのに疲れて、地元へ帰りたいと思っていたんです。毎日パソコンに向き合う中で、人と直接的に関わる仕事がしたいとも考えるようになっていました。

母が介護業界で長く働いていて、介護の仕事のことはもともと知っていたんです。地元の千葉には介護施設がたくさんあるので、このタイミングで介護業界に飛び込むことにしました。

――数多くの介護施設がある中で、SOMPOケアを選んだのはどうしてでしょうか。

いくつかの候補がありましたが、介護職未経験での入社になるため、研修制度が充実しているSOMPOケアを選びました。介護業界は忙しいイメージがあったので、丁寧に教えてくれる時間もないのではと考えていたのですが、SOMPOケアは研修施設があり、事前に7日間の研修を受けられたので安心して現場に入れました。

また、SOMPOケアは規模が大きな会社という安心感もありましたね。この先、ライフステージの変化で引っ越することになったとしても、転職せずに近くのSOMPOケアで働き続けられることも、魅力に感じました。

ご入居者さまがご自身でできることを増やせることにやりがいを感じる

――今は具体的にどんなお仕事をされていますか?

今は、ケアスタッフとしてご入居者さまの介助をしています。お食事のお手伝い、入浴のお手伝い、排泄のお手伝いが中心です。

――実際に働き始めてどうでしたか。予想と違うことはありましたか。

最初はご入居者さまの顔を覚えるのが大変でしたが、業務内容に慣れるのは早かったです。前職にはなかった遅番や夜勤といった時間帯の勤務も早めに慣れました。もともと、体を動かすのが好きなので、体力面では余裕があります。

働く前は、ご入居者さまに対して、ケアスタッフが全部介助しないといけないと思っていたんです。でも、今の施設では、ご自身で自分のことをできる方が多いんですよね。コミュニケーションが良好な方も多いので、こちらとしてもご入居者さまとお話しする楽しみがあります。そういったところは入社前とイメージが違い、驚きました。

――働く中でやりがいを感じるのはどういったときでしょうか。

働き始めての1年で一生分の「ありがとう」を言われたのではというくらい、たくさんの感謝の言葉をいただけてびっくりしています。

入居当初、新しい環境に慣れずに動揺されていたご入居者さまを担当していたことがありました。入居から少し経ってから「初日にあなたが丁寧に担当してくださってすごく救われたんです。私がここで頑張っていられるのは、あなたのおかげ。本当に恩人なんですよ」と、言ってくださったんです。

また、ご入居者さまのできることが増えることもやりがいとして大きいです。例えば、サポートすることが多いご入居者さまに対して、「介助用のトイレじゃなくて、あちらのトイレを使ってみませんか?」や「刻み食ですが、ちょっと大きいのを食べてみませんか?」といった提案をしてみるんです。すると、普通のトイレが使えるようになったり、普通食が食べられるようになったりすることがあります。そういったきっかけを作れることにやりがいを感じますね。

――ご入居者さまを介護するうえで、心がけていることはありますか?

先ほどの話にも通じますが、「もしかしたら、このご入居者さまはもっと自分でできるんじゃないか」という細かい変化を見逃さないようにしています。ただし、一方的にならないように、伝える際には慎重に「やってみてはどうでしょうか?」と、本人の意思を確認してから取り組みます。ご入居者さまに焦りを感じさせないような言い方をするように心がけていますね。

風通しの良い組織で、心の健康が保たれる働き方ができるようになった

――SOMPOケアで働きやすいと思うところはどんなところですか。

今の施設では風通しの良さが一番にあると思います。第一にご入居者さまのことを考える仕事ですから、「このご入居者さまのためには、こういったことをしてあげた方が本人のためになるんじゃないか」といった意見の交換ができ、それを実現するために工夫しようというマインドがあります。「経験が浅いから意見を出せない」という雰囲気もありません。

例えば、ご入居者さまが「この薬は入れ歯の間に挟まるから苦手なんだよね」とおっしゃっていたら、「じゃあ、今後は入れ歯を外して飲むようにしましょう」と提案し、他の職員にも共有します。小さな気づきから介助の内容を変えていくのは、ご入居者さまのためになることなので、経験年数は関係ありません。日々、どうしたらご入居者さまが過ごしやすくなるか、みんなで工夫しています。

エンジニアとして働いていたときは、改善を社内に提案してもなかなか通らなかったり、通っても実現に時間がかかったりしていたので、そうした部分でも違うなと思いますね。

――いまはチームで働くことが多いと思いますが、スタッフ同士の連携がうまくいったと思ったエピソードを教えてください。

SOMPOケアでは「アクシスト」というシステムを使って、それぞれのスタッフが一人ひとり任された業務をこなしていきます。でも、どうしても忙しくて自分の業務がまわらないときには、みなさん応援に来てくれます。例えば、お風呂の曜日はどうしても忙しくなることは分かっていますから、スタッフ同士でフォローし合ってチーム全体の業務が円滑に回るようにする、などしていますね。

――残業やお休みについては、エンジニア時代と比較していかがでしょうか。

スタッフの入れ替わりに伴って、月によっては人数が足りずに残業になることもありますが、基本的にはほとんどありません。残業はエンジニアのときよりも減りましたね。

休みについては、平日休みが多いのですが、逆にそれが魅力だと感じています。土日に混雑する場所などには出かけやすいんですよね。どうしても休みたい日があるときは希望休も出せます。

休みの日数や給料はエンジニア時代よりは少し減りましたが、転職して、仕事に対する精神的負担や不安が一切なくなりました。心の健康が保たれるようになり、それは給料や休みの多さでは代えがたいものです。

資格取得や役職への挑戦もサポートしてもらえるのもSOMPOケアの魅力

――今後のキャリアをどうお考えですか?

入社から時間が経っていないので、まずはケアスタッフとしての経験を積みたいと考えています。いずれはケアコンダクターになれるよう、ご入居者さまのそれぞれの状態を詳しく把握して、どんなことをサポートできるかを考えていきたいです。実務者研修や介護福祉士の資格なども段階的に取得していきたいですね。SOMPOケアではそういった資格取得へのサポートがあるので、安心してキャリアアップしていけます。

また、「本社に勤めたい」とか「管理職になりたい」と思ったときには、他の役職へ異動ができる仕組みもあります。今後働いていくなかで適性がそちらにあると分かったときに、会社を変えずとも働き続けられるのはSOMPOケアの魅力だと思います。

――最後に、介護業界未経験の方に介護職として働く魅力を伝えてください。

自分の行動や介助次第で、目の前のご入居者さまの状態を改善することができる。また、自分がした行動に対して感謝の言葉を直接伝えられることがある。そういった喜びを直接感じられるのが介護業界の大きな魅力です。

そして先ほどもお話ししましたが、SOMPOケアではアクシストというシステムを使っているので、ひとりに業務が偏らないようになっています。さらに、対応が困難なご入居者さまがいた場合、社員全員で対策を考えるような風土があります。そのためひとりで抱え込むことなく、他の仲間と一緒に解決していけます。

SOMPOケアは、そうした働き方の改善を通して、介護業界全体を引っ張っていく取り組みを行っています。未経験の方でも経験者の方でも、介護業界を引っ張っていけるよう一緒に頑張りましょう。