インタビュー

「ずっと介護の仕事を続けたい」と思えた。異業種からの転職でも安心して働ける理由

甲斐正人さん SOMPOケア ラヴィーレ伊勢原 ケアコンダクター(2015年入社)

プロフィール
建築・土木関係の仕事を経て、2015年にラヴィーレ湘南平塚に入社。入社後、介護福祉士の資格を取得。2019年にラヴィーレ伊勢原に異動し、2024年ケアコンダクターに。

介護職はこれからの日本に欠かせない職業。異業種からの転職を決意

ーー甲斐さんがSOMPOケアに入社するまでの経歴を教えてください。

建築科の高校を卒業後、建築土木関係の仕事に就職をしました。でも、高校時代に先生から「厳しい世界だよ」と言われていたのもあって、その業界で長く働き続けるつもりはなかったんです。ずっと、地元である宮崎県から出たいと思っていたところ、神奈川県に住む一番上の兄が「何かあったら助けるから、出てきたら?」と背中を押してくれたことがきっかけで、兄の元に引っ越しました。

ーーその後、なぜ介護のお仕事に進もうと決めたんですか。

一番の理由は、これからの日本で欠かせない職業になると思ったからです。昔から仲の良かった友人もずっと介護職として働いていて、声をかけてくれたのも大きかったですね。

小さい頃からおばあちゃん子だったこともあって、高齢者の方と関わる仕事は自分に向いているかもしれないと思ったのも、この仕事を選んだ理由のひとつです。

ーー介護業界にはたくさんの企業がある中で、SOMPOケアを選んだ理由を教えてください。

きっかけはとてもシンプルで、自宅から近かったからです(笑)。

動機は単純でしたが、入社してから特に違和感を感じたりすることはなかったです。介護の世界のことを何も知らず、知識がない状態で入ったからこそ、全てが新鮮で楽しかったですね。介護士の資格も、転職をしてから取得しました。

ーー実際に働き始めてからの印象などはいかがでしたか?

私が最初に勤めた施設は、人間関係がすごく良くて、わからないことはどんどん先輩に聞くことができる環境でした。先輩は忙しい中でも親切で、きちんと教えてくれるからこそ、一日でも早く自立したいと毎日必死でしたね。なかなか成長できないもどかしさを感じることもありましたが、YouTubeを見て高齢者の歯の磨き方を勉強するなど、一つでも多くのことを身につけていくことだけを考えていました。

働き始めて約10年が経ちましたが、すごくやりがいのある仕事だと感じています。

ーー現在のお仕事内容と、一日の業務の流れを教えてください。

昨年の8月からケアコンダクターという役職についています。ケアスタッフと同じように、現場に入ってご入居者さまを介護するだけでなく、ケアスタッフの業務内容を見直して、改善できる点がないかを考えたり、ご入居者さまへのケアを行うタイミングが適切なのかを精査したりしています。

自分自身の気づきやスタッフからの意見をもとに、スタッフの負担を少しでも減らすことができないかを考えることが多いですね。スケジュールに沿って業務にあたりながら、すきま時間に業務改善の見直しなどをしています。

スタッフの業務はシフト制です。例えば早番だと、7時に出勤をして、ご入居者さまを朝食に案内して、歯磨きや排泄の補助。10時に体操をして、お茶を出して、排泄介助をして昼食。休憩後に、入浴介助をして16時に退勤するというスケジュールです。そのほか行事が増えるシーズンだと、レクリエーションに携わっているスタッフは、少し残業をすることもありますが、基本的に過度な残業はありません。

丁寧な研修と整った教育環境が生み出す働きやすい環境

ーー実際に働いている中で、SOMPOケアの職場環境についてどう感じていますか?

会社全体の、教育に対する取り組みがしっかりしていると思います。新入社員はいきなり現場に入るのではなく、しっかりと研修期間が設けられているので、入社してからのサポートは手厚いと思いますね。

また、施設における介護はチームプレーなので人間関係が大切です。入社してから、自分がこれまで勤めたどちらの施設も人間関係がとても良くて、働きやすいという印象しかありません。上司や看護師ともセクション関係なく話しやすい雰囲気があり、コミュニケーションが取りやすいですね。人見知りな自分でも緊張せず働けています(笑)。

特に「未来の介護」の取り組みが始まってから、みんなの意見を参考にして、一日の業務の内容をいろいろと見直したのですが、スタッフのみなさんが協力してくれたからこそいい業務フローをつくることができました。チームワークの良さを感じましたね。

ーー仕事をしている中で、やりがいを感じた瞬間についても教えてください。

こちらが介助をするとき、ご入居者さまが緊張されていることが多いんですよね。何か冗談を言って、笑ってもらってから介助に入るというマイルールを決めています。そうすると、いつの間にか名前を覚えてくれたり、名前を覚えるのが難しい方でも「また来てくれたんだね」と自分のことをわかってくれて話しかけてくれたりするんです。冗談を言わなくても緊張しなくなっているご入居者さまの姿を見ると、嬉しくなりますね。

ほかにも、意思の疎通が難しいご入居者さまに、不愉快に思われない程度にたくさん話しかけるようにしていたら、心を許してくれたのか、あるとき自分の膝の上にちょこんと座ってきてくれたことがありました。自分のことを信頼してくれたんだなと思えて、嬉しかったです。

ーー甲斐さんが介助をする中で、心がけていることはありますか?

やはりコミュニケーションが大事ですね。たとえ意思疎通ができなくても、難聴でない限り、何歳でも聞こえていると思っています。聞こえていて、理解もしているけど、発言できないという人もいると思うので、返答がなくてもしっかり伝える。介助するときも必ずこれから何をするかを伝えてから介助に入ることを心がけています。

介護業界の未来を見据えて一歩先を進んでいく

ーー甲斐さんは、日常業務以外でも積極的に研修に参加されているとうかがいました。

SOMPOケアは本当にさまざまなジャンルの研修を開催してくれます。ケアコンダクターになってからも、新人教育についての研修や、コミュニケーションに関する研修などを受けました。

希望をすれば毎月でもWEB研修を受けることができます。学びたいジャンルがあるときは、研修に参加したいと申請して、受講できる仕組みが整っています。

ーー今後、SOMPOケアでどのようなキャリアを築いていきたいと思っていますか?

いろんな方とコミュニケーションを取ることが好きなので、ずっと現場で働きたいと思っていたんです。ただ、年齢を重ねてきて体を痛めることも増えてきたので、管理職という方向にも目を向けるようになってきました。現場に近いところにいながら、管理職に就いて現場の指導などもできたら良いなと思っています。

ーーSOMPOケアで働きたいと思っている人に向けて、メッセージをお願いします。

SOMPOケアは、これからの時代、介護職の人口が減っていくことを見越して動き始めています。業務負担の軽減に向けた取り組みなど、介護業界の最先端を走っていると思うので、この仕事を長く続けていきたい方におすすめです。

そして、人材育成の面でもSOMPOケアは優れていると思っています。スキルアップのために転職する方も、未経験の方も、安心してスタートすることができる環境です。皆さんの入社、お待ちしています!