SOMPOケアSOMPO CARE RECRUITING

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かつて美大を
目指したスキル、
今は介護施設で
活きています

介護付きホーム ケアスタッフ
2021年 中途入社 K.I

ここは、ケアスタッフ自身が
パフォーマーになる施設。

高校生の頃、美大を目指し、絵の練習に熱中していた時期があります。結局美術の道には進まなかったのですが、不思議なもので、当時と同じ気持ちで今の仕事をしている瞬間があるのです。始まりは、ホームのレクリエーション。絵を描く時間に「やりたくない!」と仰るご利用者さまがいたことでした。ならば、自分が描いてみちゃおうか。すると思った以上に楽しく、ご利用者さまも盛り上がってくれたことがありました。現在では季節の装飾を担当したり、ご利用者さまと一緒に塗り絵や模写をしたり。コンサートイベントでは、リクエストに合わせ、即興でイラストを仕上げるパフォーマンスをすることもあるんですよ。自分が熱心に取り組めることが、ご利用者さまにも喜ばれるなんて理想的だと感じました。

ご利用者さまを
楽しませるため、
まずは自分が
楽しむことから。

正直に言うと、この仕事に就く前は介護について「高齢者のお世話」をする仕事だと思っていました。しかし今のイメージは、全く逆。黙々とお世話をしていたって、誰も喜んではくれないことがよくわかりました。まずは自分が楽しいと思うことをやってみる。自分が楽しんでいれば、その気持ちがご利用者さまにも伝わり、ご利用者さまも楽しんでくれます。もちろん楽しいことだけじゃなく、一緒に驚いたり、話し合ったり、悲しんだり。その人にしかできない、ご利用者さまへの寄り添い方があるはず。私にとっては、絵を描くことがそのひとつだったのだとわかりました。次のイベントでは、どんなものを描いてみようか。日々仕事をしながらも、頭の中ではずっと企画をしている私がいます。

尊重とは、小さな当たり前を
当たり前にやること。

自分の抱いていた介護のイメージが変わったからこそ、いっそう考えることがあります。ホームにいるご利用者さまは、「ひとりの人間」であることです。当たり前すぎるでしょ、と思われるかもしれませんね。でも仕事って一生懸命になるほど、当たり前を忘れそうになるものです。当たり前のことを当たり前に続けられるよう、小さな気遣いを意識したいと思っています。車椅子を押すときは、「運ぶ」のではなく「一緒に行く」こと。お一人おひとりの、好き嫌いや得手不得手を知ること。挨拶をするときには、桜咲きましたね! と季節を共有してみること。それぞれは本当にちょっとしたことでも、日々の実践を積み重ねることが、相手を尊重し続けることにつながると信じています。