SOMPOケア新卒採用サイト

ENTRY

2024新卒採用(2024年3月)卒業

就活サイトからエントリー

  • マイナビ2024
  • リクナビ2024
  • ONE CAREER2024

当社サイトからエントリー

当社サイトからエントリー

SOMPOケア第2新卒エントリー

KINUGASA CHIHO衣笠 千穂

データ戦略部プロダクト開発課
2015年入社

SOMPOグループ全体でDXを推進して介護現場の課題に取り組む。

DX化が遅れている介護業界で先駆けとしてデータを活用

膨大なデータを活用しやすく可視化

あらゆる業界においてICTの導入とデータの活用、いわゆる「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」の推進が叫ばれています。介護業界でも例外ではなく、厚生労働省は2021年より「LIFE(科学的介護情報システム)」をスタートし、介護施設や事業所などで行ったケアの内容や計画、ご利用者さまの状態などをインターネットを使って入力することを義務付けました。しかしSOMPOケアの各ホーム、事業所ではまだまだデータは紙でのやりとりが中心で、DX化が進んでいないという実感がしています。
介護の現場では、ご利用者さまに関する膨大なデータが存在しています。SOMPOケアでもかつては、それらのデータをエクセルベースで処理していたため、データを集めて整え、そこから課題を見つけ出して対処するまで、大変な作業量と時間がかかっていました。
データ戦略部では、それらのデータを集めて分析、可視化し、より見やすくて活用しやすく加工することを業務としています。

データの可視化で介護現場を改善

私の所属するデータ戦略部プロダクト開発課では、全国の各施設でご利用者さまのパーソナルデータや体温、血圧などの日々のバイタルデータ、毎日の食事と栄養の摂取状況などを入力してもらい、それをグラフや図表などにタブロー化して現場にフィードバックしています。それまでバラバラに紙ベースで存在していた各データを、集積、分析して視覚化することにより、ご利用者さまの体調の変化にいち早く気付いて対応できるようになりました。また、将来的な体調の変化の予測などにも利用できます。このようにデータを活用することで、施策、対応がスピードアップするなど、介護現場の改善に大きな効果が出ています。
たぶんこうしたデータの分析、活用は、介護業界ではSOMPOケアが他社に先駆けて行っているのではないでしょうか。

ご利用者さまへの品質向上・スタッフの負担軽減にもデータの分析が欠かすことができない

経験則からエビデンスをもとにしたケアに

データの可視化は業務の軽減にも役立っています。これまで介護の現場では、ケアする人の経験によってサービスの質や内容が大きく変わっていました。そのため担当者が代わることで、ご利用者さまがそれまでのサービスと違うとご不満や不都合を感じられることもあり、また経験の浅いスタッフにとってはそれが大きなプレッシャーになることもありました。しかしデータに基づいてケアを行えば、経験に頼らずどのスタッフでも一定の対応ができるようになります。ご利用者さまのご家族への説明にも、単なる印象ではなくデータによるエビデンスをもとに行うことができます。

効果的で効率的な業務の実現を目指す

またSOMPOグループには、「Foundry」というデータ分析のプラットフォームがあります。データ戦略部では、バラバラに存在している業務システムのデータを集約し、可視化するという本プラットフォームの機能を利用して、ご利用者さまが現在どのような介護状況にあるのか、ご利用者さまの状態と現場でのサービスがマッチしているのか、一目で分かるデータにして現場へ提供をしています。これにより、ご利用者さまの自立支援をサポートする援助の内容、また効果的な援助に必要な時間や提供時間帯などが明確になり、効率的なケアが行えるようになりました。実際にFoundryを活用したデータ提供で、ご利用者さまご自身で排泄が可能になった、より良い栄養ケアにより栄養状態が改善された、突発的な援助の要請が減って労務負担の軽減につながったといった声が現場から寄せられています。
このFoundryの機能の活用は、まだまだ開発途上の部分もありますが、これからもさらにアップデートを繰り返し、サービスの品質向上と業務改善につなげていけたらなと思っています。

グループ内でもDXの推進が大きな課題に

社内ニーズが高まっている部署

厚労省のLIFEのスタートなど、遅れていた介護現場でも、ようやくDX化の波が押し寄せてきている実感がします。SOMPOグループでは、デジタルを使って品質の向上と労務負荷の低減を目指す「未来の介護プロジェクト」もスタートしました。介護業界のDX化は、今後ますます進んでいくと思われます。
3年前に3人でスタートしたデータ戦略部は、今はプロダクト開発課だけでも7~8人の所帯になっています。SOMPOホールディングスでもデジタル化、データ化がよく話題になっており、グループ全体でDXが最重要課題になっている中、私たちが扱うデータに対して社内ニーズが高まっているとひしひしと感じています。教育研修部やSOMPOケアフーズなど他部署との連携、協力が多くなってきており、グループ内に幅広い影響を与えているという手ごたえを感じています。

業務を変えるデータの活用を

いま私がチャレンジしているのは、介護業界全体を支援するシステムを構築すること、そして介護業界のケアマネジメントサイクルを高めていくようなソリューションを開発することです。それにより世の中の高齢者へのサービス品質の向上や、現場の労務負荷の軽減を目指していきたいと思っています。そのためには、参考としてデータを活用するだけではなく、本社、現場の方を含めた業務オペレーションを具体的にどれだけ変えていけるかが常に求められることになるでしょう。私たちが扱うデータは、ご利用者さまからのものだけではなく、社内にはまだまだ手を付けられていない膨大な量のデータが蓄積されています。将来的には思いもよらないデータの活用があるかもしれません。本社や現場で活用できる精度の高いデータを、これからもっと作っていきたいというのが私個人の思いですね。

このページの上部へ