WATANABE IPPEI渡部 一平

教育研修部 教育研修企画課 課長
2010年入社

介護の理念を理解し、最高品質のサービスを提供できる「人財」、その育成こそが会社の未来へとつながる。

介護の現場は、技術の習得だけにとどまらない教育研修が必要不可欠

質の高いサービスが提供できる人財をいかに育てるか

介護は非常に専門性の高い仕事です。支援の対象となるのは多様な人生を歩まれてきた高齢者の方々になりますので、お一人おひとりを尊重してマナーを守って接し、さらに個々の状態に合わせた介助を行い、自立を支援していかなければならない。そのためには技術や経験はもとより、介護に対する高い理念や人間洞察力が必要とされます。
ご存知のとおり、介護業界は慢性的な人手不足です。その中で、新たに介護の職に就く新卒の方たちを、どのようにして質の高い介護サービスを提供できる人財に育てるか。そして、どのようにして働く意義を感じ、誇りを持って長く仕事を続けてもらうのか。教育研修の重要性は非常に高いと私は思っています。

介護の理念と専門性を学べる場を新しくオープン

介護の現場は常に新しい働き手を求めています。経験や予備知識がまったくない人でも、とにかく現場に配属して、OJT(On the Job Training)の中で仕事を覚えていく。それがこの業界でよくある新人教育でした。
確かにそうすれば、見よう見まねで技術だけは身につくでしょう。でも介護の理念や本質を学んだり、振り返ったりする機会が疎かにされかねません。介護の仕事は決して楽ではありませんし、一問一答のマニュアル通りにはいかない世界ですから、理念と専門性をもとに、その都度状況に応じた考え方や行動ができなければなりません。
それを実現したいという想いから設立されたのが、3年前にオープンした研修施設「SOMPOケア ユニバーシティ」です。

長期的な視点で教育システムを体系化

全国約2万3000人の研修を行う担当に

私は6年間、当社の介護現場で働き、その後2年間、エリアマネジャーとして地域を束ねる役割に携わっていました。その間、事業所での人材育成や教育を考える立場だったのですが、体系化した長いスパンの教育研修カリキュラムを現場だけで実施するのは難しいなと常々思っていました。
ですから3年前に「SOMPOケア ユニバーシティ」を東京に設立すると聞いたときは、これからは会社は社員の教育に本腰を入れていくんだなと感じました。会社も本気だな、と(笑)。というのも、当時のSOMPOケアでは、社員教育システムの統合も重要課題の一つだったからです。
とはいえ、2年前に教育研修部に異動になった時は、さすがにちょっと慌てましたね。事業所単位の教育を担う立場から、いきなり全国約2万3000人のスタッフの教育研修を担当することになったのですから(笑)。

研修施設の充実に加え研修内容も拡充に

この「SOMPOケア ユニバーシティ」には、介護付きホームなどの施設系サービスと訪問介護などの居宅系サービス両方の実習ができるよう、実際の施設内の個室や要介護者の自宅が再現されています。研修施設にいながらにして、現場と同じ環境で同じ用具を使用して実習できるということです。
東京のほか大阪にも「SOMPOケア ユニバーシティ」があり、社員はいずれかで研修したのちに、全国の施設へと配属されるようになっています。このように教育研修の場は整いました。次はその内容ということで、2020年4月から新卒社員入社時研修を拡充し、内容の充実を図ります。これまで13日間だった新卒研修を、6カ月間へと大幅に延長することとしたのです。

介護サービスに精通する社員の育成が、誇りにつながる

高度な専門知識を持った「人財」の育成

私は、新卒の方々は将来の会社を担う貴重な「人財」だと考えています。そんな皆さんにOJTとOFF-JT(Off the Job Training)を繰り返すことで、単純なサービス技術だけでなく、理念教育と根拠に基づく質の高い介護の実践に重きを置いた教育を行おうというのが、新しい研修の目的です。
社員にはホームなどの施設系サービスに携わる方もいれば、在宅系サービスに携わる方もいますが、研修ではその両方の現場実習を受けてもらい、介護サービスそのものを広い視野で見てもらいます。またケアマネジメント専門研修も実施し、高度な専門性を発揮できる人材に育て上げていく予定です。

最高のサービスを提供できる人材へ

当社に入社する新卒の7割は、介護・福祉系の学部ではなく一般の学部を卒業された方たちです。介護業界は大変だといわれていますが、そういった中で当社を選んで入社してくれたということは、意識も気持ちも人一倍強い方のはずです。
この大切な人材をいかに優れた介護の専門職に育てるか、またそれぞれが思い描くキャリアステージへと成長を遂げるようにサポートをするか、課せられた使命は非常に大きいといえます。
介護スタッフとして働くことの意義を感じ、自分の仕事や成長に誇りを持てる人こそが、ご利用者さまへの最高品質のサービスを実現できるのですから。

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